内服薬が外用薬で改善が見られない際の多汗症治療方法について

多汗症の治療は基本的に医師の診断と治療方針に基づいて進めていきます。
外用薬や内服薬での治療が多いものの、それ以外の治療方法もあるのです。
納得した治療を受けるためにも、これらについて把握しておくことは大切。
そこでここでは、いくつかの方法についてまとめていきます。

注射での治療

注射での治療は、患部に薬液を注入し汗を抑える方法となります。
例えば「ボツリヌス菌」の注射。
毒素としても有名なボツリヌス菌ですが、局所性多汗症に有効的だといわれています。
アメリカでは一般的な治療方法でもありますが、日本においては現在、腋窩以外のヶ所は「保険適用外」とされています。

費用と効果に対しての説明をしっかり受けて治療を行うようにしてください。

電流を用いた治療

発刊の多い部分に電流を流す方法。
イオントフォレーシスという治療です。
手のひらや足の裏に行われることが多く、水をためた容器に浸けて10~20mAの電流を30分程度流すのが具体的な治療内容。
複数回通う必要があり、多汗症の改善に繋げます。
ただし、この方法は保険適用外の治療となります。

手術での治療法

交感神経の働きが原因の場合、胸部の交感神経を切除したり焼くことで改善する治療方法。
昔は大掛かりに手術といわれていましたが、近年では脇の下を少し切ってカメラを挿入し手術をするいわゆる「内視鏡手術」です。
時間は10分程度となっています。

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